龍の鬼瓦(唐破風)

龍の鬼瓦(唐破風)


当地方(播磨)では明治中頃に立体的で躍動感がある瓦製の龍を作る名工が現れます。当時の主だった社寺の唐破風にはその名工の作った龍が上がっていました。屋根替えで降ろされた後、同じ形に新調されることは、予算などの関係で稀ですが時折手元に置き先人の技術を学べる時があります。1年余りで3個の龍を作るご縁をいただきました。出来る限り播磨の伝統を後世に伝えていきたいものです。


龍の指の数ですが諸説あるようです。中国が5本 朝鮮半島が4本 日本が3本 その昔中国の皇帝の龍が5本で後に追随する国が1本ずつ少なくしていったとかで3本になったらしいです。昔のことなので調べても真相はわかりませんでした。播磨地方の明治期の龍の指も3本でした。岡山で1度明治期の龍で4本指を見たことがあります。私は、先人の播磨の匠に習います。
 
龍付鬼瓦の取り付け



感謝状を頂きました

唐破風龍付鬼瓦の見本取り外し復元製作そして取り付けまで無事手掛ける事が出来ました。
神社・宮総代様からの感謝状を頂きました。感謝状を頂くこと事態生涯で初めての経験です。
合掌

全長約1800mm



製作中の龍.1 上が明治期の見本
製作中の龍.2


龍の鬼瓦



かなり前に復元で作った龍の鬼瓦(唐破風)



お寺の塀のコーナー(かなりかなり前)
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