復元後
正面少し上から
正面から
壊れてしまった見本
鬼瓦や役瓦は、同じものを作ったことは、ありますがこのようなものは、初めてでした。私の考えでは、日本の物ではなく、どこかアジアの国で作ったものの輸入品のような気がしました。確かに手作りです。ぼこぼこしたところには、轆轤引きしたような後がありましたし全体に厚みもあります。ところが焼が甘く赤土を800度位にしか温度を上げていないように思いました。はじめのうち茶色い(こげ茶)釉薬の正体がわからず試行錯誤の末、シンナーで擦ると茶色い釉薬?がとれて下地が見えてきましたので顔料・塗料のようなものが塗ってあることがわかりました。今回は、赤土を使い自家製の直径70センチの手ロクロで作りましたが、そこが小さく口の部分が大きいうえぼこぼこの数も合わしながらひっくりがえして収縮分大きめに作りで酸化鉄をガンで薄く葺きつけ1200度まで温度を上げました。本当にいい勉強になりました。