屋根の棟に使います。とてもシンプルですが、手作りで作るのには、簡単そうに見えますが乾燥しながら反ったり屈んだりします。あまりにも変形したものは、葺くことが出来ないので狂い修正しながら乾燥させます。手作りの時代の特徴は、やはり裏側にあります。葺く際に葺き土が熨斗瓦と着きやすくするために裏面に櫛目を入れています。×(ペケ)が多いようです。表面、裏面の両方に窪みを設けていますのでリバーシブルで苔玉を飾ることが出来ます。私か作った熨斗瓦(のしがわら)型瓦器も先人に習い櫛目を入れています。大きさは、小、中、大の3種類です。
焼き色は、2種類です。こげ茶色のものが焼き締め灰被りで備前土を使用。または、備前土をベースに地元の土を数割ブレンドした土を使用しています。また赤い線が入った模様が備前焼の緋襷きという焼き方でワラを巻いて酸化焼成したものです。
サイズ 約縦180約×横85×高さ20(mm)
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